不安で押しつぶされそうになった単身赴任前の心理状態
単身赴任が決まった時の気持ち
NASAの場合だけど、単身赴任が最終的に決定したのが40日前。
1か月と10日くらい前に最終的に決定し、引っ越しの準備を始めた感じ。
でも、5か月くらい前から転勤って話があったから、心の準備はできていたつもりだった。
そう、転勤の数か月前までは簡単に考えていた。
これまでも一人暮らしの経験は長いし、なんとかやっていけるだろうと思っていた。
家族との会話でも「これで●●●するのも最後だね~」とか言って、冗談交じりの話も普通にしていた。
一人で暮らすことなんて、なーんとも思っていなかった。
屁とも思ってなかった。
一人旅の海外旅行も大好きで、アジアのオンボロホテルに泊まっても全然平気なNASAである。
が、しかし、心の変化ってあるもんで・・・。
そう、1か月を切った辺りだったか、ものすごい心の変化が現れた。
不安な日々、不安で不安で色々なことを考えてしまう自分がいる。
そんな心境の変化について書いてみたいと思う。
そして、実際に単身赴任が始まってどうだったか、自分の気持ちを素直に紹介したいと思う。
これから単身赴任を予定している人に少しでも参考になってもらえたら嬉しいな。
転勤が近づくにつれて気持ちが変化
冒頭でも書いたけど、単身赴任の実感がイマイチぴんと来ない1か月前までは何とも思ってなかった。
「あー、引っ越しめんどくさいな~」とかは思ったけど・・・。
で、今でも忘れない、単身赴任が始まる1か月を切った辺り、正確に言うと26日前・・・。
家族との楽しい団らんの中で、ふと、「これが来月からなくなるのか~」「もう手を伸ばすところに居ないのか~」「キッズとも気軽にお話しできないのか~」そんなことが頭をよぎった。
え、え、え???
何だこの気持ち・・・、その時、なんとも言えない、どうしようもできない苦しい思いが襲ってきた。
普段、涙なんか流すこともないNASAなのに、不思議と涙が出てきた。
それ以来、常に心が重たいた日々を過ごした。
引っ越し2週間を切るころからは、夜も眠れなくなってきた。
毎夜必ず目が覚める。
汗をかいている自分がいた。
真っ暗なお部屋の中で、頭の中は常にいっぱい何かを考えている。
完全に何かが狂っていた。
頭がおかしい。
自分は強いと思っていたが、本当はものすごく弱いことに気づいた。
夜、布団に入るのが怖った。
また、目が覚める、そして色々なことが頭をよぎる不安が怖った。
「赴任先は同じ、日本じゃないか」「たまには帰省すればいいじゃん」そんなことばかり考える日々。
今思えば本当に辛かった。
夜が眠れない日々って初めてだった。
どんな生活がはじまるのかわからない不安、見えない将来。
よく頭の中でグルグルしたのが、引っ越し前夜のことを考えたり、家族と過ごす最後の夜ご飯のことを想像したり、引っ越しで玄関を出るときのことを想像したり・・・、大げさだけど、そんなことばかり考えていた。
考えても何も変わらないのは分かっていたし、そう自分に言い聞かせるようにしても、常に頭から離れない。
会社の人や家族もみんな「大丈夫だよ~」「こっちにきても楽しいから」とか言ってくれる。
それはすごく嬉しい言葉だった。
でも、その時は「そっか、大丈夫」と思っても、それはすぐに打ち消された。
全然、不安の解消にはならなかった。
でも、ミセスの励ましの言葉は本当に嬉しかった。
色々な言葉をかけてくれた。
その中で、ミセスが若い頃の海外生活で苦しかった話をしてくれて、それを聞いた時のミセスの苦労に比べれば全然楽だと言い聞かせるようにした。
毎晩眠れない日々が続く中、本当にこの状態が辛くて、ある朝ミセスに打ち明けた。
「毎晩眠れない、目が覚めて」と恥ずかしながら涙しながら話した。
壊れていた。
病院に行こうとも考えた。
でも、ミセスは一言「大丈夫、おかしくないよ」と。
少しほっとした自分がいた。
そんな状態だけど、ある考えで少し楽になったことがある。
それは「なぜ単身赴任をするのか?」っていう自分への問いだった。
それまで、家族と離れるのが嫌だとか、一人で生活する不安、職場への不安など、そんなマイナス面ばかり考えていた。
でも、原点に戻り、「なぜ単身赴任するのか?自分のミッションは?」そう考えたとき、少なからず考えが変わった。
それを常に考えるように、そして前向きに考えるように心かけた。
ま、焼け石に水程度だけど、少しだけ心が楽になった。
そして、ずっと恐怖だった引っ越し当日を迎えたのであった。
単身赴任後どうなった?
この記事は引っ越しをしてちょうど1週間後に書いている。
不安で一杯だった単身赴任生活がはじまり、一人ぽつんと部屋で書いている。
生活にも徐々に慣れてきて、心にも余裕ができてきた。
で、今言えることは、「なんとかなるさ」。
正直言うと、何があんなに不安だったんだろうと思う。
単身赴任生活が始まるまでの不安はいっぱいあるけど、日がたつにつれて、一つ一つ不安だと思っていたことが強制的に実行される。
家族との最後のご飯、家族との別れ、号泣する子供、新幹線での移動、不動産屋でカギをもらう、引っ越し屋が来て荷物を搬入、家具の組み立て、一人で寝ることなど、初出勤、それぞれ不安だったことがすべて時間が解決してくれたようにも思う。
だから、あえて言いたい。
なんとかなるさ。
壊れかけていたNASAでもなんとかなった。
でも、そのなんとかなったのには、理由がある。
単身赴任生活を始める準備に大きなポイントである。
自分に素直になり、家族に気持ちを打ち明けて、家族の協力を得る。
今後、その辺りもエンジョイ単身生活で紹介していきたいと思う。
まだまだ、単身赴任生活が始まった新米初心者だけど、単身生活を少しでも楽しくするポイントを紹介していきたいと思う。
まとめ
今回は単身赴任前後の心の変化について紹介しました。
本当に辛い日々が続いた単身赴任前。
誰しもがそのような気持ちになるかは分からない。
でも、少なからず、NASAの場合はやり切れない思いでいっぱいだった。
これからも少しでも単身赴任生活が楽しめるようなコンテンツをアップしていくので、引き続きお付き合いください。
それでは単身生活を楽しもう!